はじめに

みなさんこんにちは。株式会社blissCreativeのエカワです。
今日は最近熱中しているUnreal Engine(以下UE)というゲームエンジンについてシェアしたいと思います。

Unreal Engine(アンリアルエンジン)とは

世界全体のユーザー数が5億人の『フォートナイト(Fortnite)』で有名なEpic Games社が開発したゲームエンジンです。

1998年5月にUnreal Engine 1(UE1)がリリースされてから約25年の間で4回のバージョンアップがされ、今現在の最新バージョンはUnreal Engine 5(UE5)となっています。

UE5の最大の競合ゲームエンジンの代表格はUnity。『ポケモン GO』や『ドラゴンクエストⅧ 空と海と大地と呪われし姫君』の制作にも利用されたことで有名です。

Unreal Engineでできること

Unreal Engine(UE)でできることは様々ですが、最近は以下3つの制作によく利用されています。

①ゲーム制作

②映画制作

③建築モデル制作

①ゲーム制作

UEはゲームエンジンと呼ばれるだけあって、最も人気の使用用途としてはゲーム制作になります。

代表的なゲームを『フォートナイト(Fortnite)』以外で挙げると、『FINAL FANTASY VII(ファイナルファンタジーVII)』『ドラゴンクエストXII 選ばれし運命の炎』『二ノ国：Cross Worlds』『ストリートファイターV』『ドラゴンボールZ カカロット』『スター・ウォーズ ジェダイ:フォールン・オーダー』などヒット作品が数多くあります。

②映画制作

UEは様々な映画でも使用され、主に映画内のCGシーンで使用されています。

代表作品は、非英語作品で史上初のアカデミー作品賞を受賞した『パラサイト　半地下の家族』や2022年に復刻版が制作された『ウルトラファイト』、そしてドラマ『デスノート』などが有名です。

その他、大河ドラマ『どうする家康』でも騎馬のシーンでUEによるCGが使用されて話題になりました。

③建築モデル制作

2022年にUE4からUE5にバージョンアップしたことにより、レンダリング機能がアップデートされたり、グラフィックが綺麗になったことなどで建築分野でも注目されてきています。

Unreal Engine解説動画について

上記のようにかなり多くの用途で使用できるUEは、機能も膨大で初心者が使いこなすためにはそれなりの学習による慣れが必要になります。

私がUEの学習時によく参考にしている解説動画(チュートリアル)はこれらのYoutubeチャンネルです。

・Unreal Sensei：https://www.youtube.com/@UnrealSensei

・Dylan Browne：https://www.youtube.com/@dylser

・BFX Factory：https://www.youtube.com/@BFXFactory

現時点ではUEをメインで日本語解説をされている方がほとんどいませんので、基本的には外国人の方の解説を聞くことが多いです。

ただ、そもそもUE内での表示はほとんどが英語ですので、チュートリアルの操作を追いながらでも十分理解できると思います！興味がある方は一度チャレンジしてみてください！

今回制作した3D空間

今回、私はコロシアムのような3D空間を制作してみました。

イメージとしては、ここの真ん中のステージでミュージシャンが歌っているのを想像して作っています。

これがWireframeでの上からのアングルです！

周りには壁を敷き詰めています。

モデリングという各素材を組み立てて作っていく作業は個人的にはまだまだUnreal Engine内ではやり辛いため、この3D空間を制作する際に私が利用した方法はこれらの3つです。

①自分でblenderやMayaなどでモデリングした3D素材を取り込む

②すでにUE内にあるアセット素材を利用

③Unreal Engineのマーケットプレイスで素材を購入

これらの素材を使って自分のイメージする建造物や空間を組み立てていく感じです！

建物などを細部までリアルに制作するには、まだまだマテリアルやノードの理解が必要ですが、チュートリアルを何度も復習すればこのような建物が作れるようになると思います。

さいごに

最後まで読んでいただきありがとうございました。

Unreal Engineではゲーム制作、映画制作、建築モデル制作だけでなく、今後は他の用途でも使われるようになると思います。

興味があれば、今のうちに慣れておくと良いかもしれません！

では、またUnreal Engineに関しての近況報告をします！