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AIにロゴを作ってもらい考えてみた
2026.07.06

AIでデザイナーはいらなくなるのか?
AIにロゴを作ってもらい考えてみた

はじめに

こんにちは。blissCreative デザイナーの小畠です。

近年、AIの進化によって「デザイナーはいらなくなるのでは?」という声を耳にする機会が増えました。
画像生成AIやロゴ制作AIを使えば、誰でも数秒でそれらしいイメージを具現化できる時代です。
では実際に、世界中で愛される有名ブランドのロゴをAIにリデザインさせたら、どのような結果になるのでしょうか。
今回は、ChatGPTとGeminiの2つのAIを使って「もし〇〇が2026年にロゴをリニューアルしたら」という設定で、AIに有名企業のロゴのリニューアルを依頼してみました。
両AIが生成してくれたロゴをもとに、デザインの比較だけでなく、「コンセプトまで考えられているのか」「デザイナーの役割は本当にAIに置き換わるのか」という視点から見ていきます。

1つ目:McDonald’s 

ChatGPT

コンセプト

①伝統の継承
ブランドの象徴であるゴールデンアーチを受け継ぎ、ひと目でマクドナルドと認識できるデザインに。

②人が集まる場所
アーチが交わる造形で、人々が集い、食事を通してつながる場所を表現。

③温かさの象徴
中央のオレンジ色で、できたての食事や笑顔、心地よい体験を表現。

Gemini

コンセプト

①デジタル時代の「立体アーチ」
従来の平面から、3DやVR空間でも映える立体的な造形へ。多面的なカットで、先進性とプレミアム感を表現。

②伝統と革新のクロス(MとA)
パーツが交差するデザインで、親しみやすさとテクノロジーの融合を表現。全体で「M」を描きつつ、中央にアーチの「A」が浮かび上がる仕掛けになっている。

③未来へつなぐ「一本のライン」
途切れない滑らかなラインで、持続可能な社会(サステナビリティ)への配慮と、食を通じて世界中をつなぐブランドの使命を表現。

感想

ChatGPT:既存のロゴが持つ象徴性を残しつつ、新たな意味を加えたデザインを提案してくれました。
ブランドのアイデンティティを継承しながら、「人が集まり、食事を楽しむ場所」というコンセプトを表現してくれました。

Gemini: 洗練されていて先進的な印象はあるものの、マクドナルドが持つ「温かさ」や「親しみやすさ」はやや伝わりにくい印象でした。冷たさや高級感を感じさせるデザインで、ファストフードブランドのイメージとは少し方向性が異なるように思います。また、3D表現は使用できる媒体やサイズに制限があり、ロゴとしての汎用性という点でも課題があると感じました。


2つ目:NIKE

ChatGPT

コンセプト

①勝利の翼
ブランド名の由来である「Nike(勝利の女神)」を象徴する翼をモチーフにデザイン。羽ばたく瞬間を切り取ったようなフォルムで、挑戦するすべての人を勝利へ導く存在であることを表現しています。

②前進する意志
右上へ鋭く伸びるシルエットは、迷いなく前へ進む意志と成長へのベクトルを象徴。スポーツを通じて常に限界へ挑み続けるブランドの姿勢を表しています。

③軌跡が力になる
翼を構成する3本のラインは、努力・経験・挑戦の積み重ねを表現。一つひとつの積み重ねが推進力となり、未来へ大きく羽ばたくアスリートの姿を象徴しています。

Gemini

コンセプト

①人間とテクノロジーの融合(チャコールグレー・上層)
最もソリッドで洗練されたトップのラインは、AIやデジタルツイン、バイオメカニクスといった最新テクノロジーを表しています。2026年のスポーツは、単なる根性論ではなく、データと科学によって人間の可能性を最大化するフェーズに入っていることを象徴しています。

② 地球との共生・サステナビリティ(アースブルー・中層)
中央の深い青緑(ティール)のラインは、地球、海、そして持続可能な循環(サーキュラー・エコノミー)の象徴です。100%再生素材やクリーンな製造プロセスを前提として立ち上がる2026年のNIKEにとって、環境への配慮は「義務」ではなく、ブランドの「核(コア)」そのものです。

③ 多様性と人間の血の通う情熱(ブロンズゴールド・下層)
土台を支える温かみのあるブロンズは、人間の肌のトーン、情熱、そしてインクルージョン(多様性の包摂)を表しています。年齢、性別、国籍、障がいの有無を問わず、「身体を持つすべての人(If you have a body, you are an athlete)」を包み込み、引き上げる強固なベースです。

感想

ChatGPT:新しい形を提案してくれました。ただ、翼のモチーフがそのまま表現されているため、どこか説明的すぎる印象を受けました。既存のロゴが非常にシンプルだからこそ、この案は少し直接的で退屈な印象を受けました。

Gemini:カッコいい見た目でコンセプトも形に反映されているとは思うのですがこちらもマクドナルドの時と同様に3D表現ありきのデザインは、ロゴの汎用性という点で少し懸念が残ると感じました。

まとめ

このようにAIが相手なので、上から目線で勝手な評価をしましたが、AIは自分の中のイメージを具現化したり、言語化したりする足がかりのツールとして使うには便利だと感じました。ただ、企業やブランドが持つ強い思いを真に表現したり、長く愛されるものを生み出すのはまだ難しいのではないかとも感じました。

理由としては、今回のやり取りの中でも指示とは異なるものが生成されたり、一度生成された内容を引きずってしまったりする場面がありました。このように、良くも悪くも既存の情報や直前のやり取りに影響を受けやすい点が課題だと感じました。

とはいえ、AIの進化はこれからも続いていくでしょう。だからこそ、デザイナーに求められるのは「AIに勝つこと」ではなく、「人だからこそ生み出せる価値とは何か」なのかもしれません。

デザインには、企業やブランドの背景を理解し、想いを汲み取り、人の心を動かすストーリーを形にする力が求められます。AIと共存しながら、その部分を磨き続けることが、これからのデザイナーにとってより重要になっていくと感じました。

最後に

最後までお読みいただき、ありがとうございました。
いろいろ書きましたが、まだまだデザインについて語れるような立場ではないと思うので日々の業務や生活の中でデザインの力を磨いていけるようこれからも励みたいと思います!

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